高校の理科ってなんだっけ。(江頭教授)
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まず、化学で教えられている内容、これはそんなに大きな変化があったようには思えません。もちろん、個別の内容について細かい違いはいろいろとあるのでしょう。でも物質が原子でできていること、その変化としての化学反応、量論計算などの基本的な事項、そして化学物質のいろいろな性質について。etc. 化学は化学なのでほとんど変化はありません。
では何が変わったか。いろいろな変化があるのでしょうが、私が強く感じるのは教科としての「生物」の存在感の拡大です。私が学生の時代「バイオテクノロジー」と称して生物学の知識を工学的に応用する、という機運が盛り上がっていたことを覚えています。古典的な発酵食品の生産などとはちがう、医薬品の生産から化学プラントの革新などいろいろな夢が語られていました。逆に言うと当時はまだバイオテクノロジーは将来の夢と考えられていたわけですね。
さて、現在ではバイオテクノロジーが一般的になったのと並行して生物教育の重要性も認識されるようになったということなのでしょうか。私たちの感覚では理科と言えば「物理」と「化学」なのですが、いまでは「物理」「化学」「生物」となっている。そんな風に感じるのですが、いかがでしょうか。
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