「八王子近隣地域交流会」が開催されました(江頭教授)
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「八王子近隣地域交流会」正確には「産官学連携による八王子近隣地域交流会」は我々の東京工科大学と、同じく学校法人片柳学園傘下の「日本工学院八王子専門学校」とが開催する交流会です。今回で第12回。コロナの影響で中止になったり、その影響で春開催になったり、いろいろあったそうですが最近は例年通りに秋に。今年は今週の火曜日10月14日の開催となりました。あと、今回の特徴は会場が私達の本拠地である八王子キャンパスになった、という点ですね。
さて、内容はタイトル通りの交流会。本学と専門学校にゆかりのある八王子とその近隣地域の企業等の方々が参加され、我々教職員と、あるいは企業の方々同士で情報交換をするのがメイン。必然的にいわゆる懇親会(お酒あり)が本番となるわけです。われわれ工学部ではコーオプ教育の関係で比較的企業の方々とお話する機会は多い方かと思いますが、もう少し広い範囲の企業の方々と話しができて少し視野が広がったように感じます。
とまあ、交流会としてはこちらがメインなのですが、その前に行われた講演会についても少し。片柳学園の理事長、専門学校の校長のお話と我々東京工科大学の学長による大学の概要説明など定番の部分もありましたが、それに続いて今回は本学のモビリティーセンターに着任された須田教授による講演があったのです。内容は自動運転について、です。
自動車の自動運転はかなり昔から「夢の技術」として語られていたように思います。でも自分の身の回りでは実現しているところを見たことがない。それなのに海外では既に実用化されている、という情報がチラホラと聞こえるようになった。いやそれも、思い出してみるとかなり前のことの様に感じます。
さて、須田先生は自動運転の日本への普及のために以前から尽力されていた方。実はちょうど10年前のこの「八王子近隣地域交流会」でも自動運転についての講演をされていたとか。今回の講演では自動運転の性能についての分類の説明などの他に、今、日本で実際に動いている自動運転システムがたくさん紹介されていました。(おっと、万博会場の自動運転バスはちょうど講演前日に終了してしまいましたから「今動いている」とはいえないか。)
技術として何ができるかと、それが社会に受け入れられるか、その二つの事柄には大きな隔たりがあるのだ。日本の公道を利用して自動運転を実現する(社会実装って奴ですね)という複雑な問題の最前線で努力されてきた須田先生のお話は、淡々とした中にもある種の重みを感じました。そして、アメリカや中国の華やかな事例の裏で、世界の各国、各所で同じ様なせめぎ合いの中で努力している大勢の須田先生の様な方が居るのだろうなあ。八王子近隣からいろいろな世界の国の様子にまで想像が膨らむ講演でしたね。
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