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「鉄腕アトム」が再放送されているとか(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 いや、驚きですね。何とテレビ埼玉で「鉄腕アトム」が再放送されているとか。今回はその第1話を見た感想を書こうと思うのですが、その前に、この「鉄腕アトム」について少し。

 いや、いくらなんでも「鉄腕アトム」の説明は不要でしょう。という意見もあるかも知れませんが、最近の若い人には知らない人もいるかもしれませんよね。「鉄腕アトム」はそもそも手塚治虫氏のマンガで……。

 いや、「鉄腕アトム」を知らないなら「手塚治虫」だって知らないのでは。それはそうか。うーん、どこから説明しましょうか。

 いや、ここは単純に行きましょう。「鉄腕アトム」は日本初の30分テレビアニメシリーズです。つまり日本のテレビアニメはこの「鉄腕アトム」からスタートしたのです。

 いや、この辺で「いや」はネタ切れということで。で、実は私はこの「鉄腕アトム」に少し思い入れがあるのです。「鉄腕アトム」の放送開始は1963年1月1日でした。で、私の誕生日は1962年の11月の末。ですから私が生まれて1ヶ月ほどで「鉄腕アトム」がスタートし、そして日本のテレビアニメの歴史が始まったのです。つまり、私とテレビアニメとはほぼ同い年だ、ということなのです。そこで、記念すべきテレビアニメ第1作の第1話「アトム誕生の巻」を見ての感想ですが……

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 いや、意外と普通に楽しめたんですよね。これが。私はマンガ版のアトムの第1話(というか、第1話に相当する話。アトムが造られた時の話ですね。)を読んだことはあるのですが、実はテレビアニメ(1963年版)の第1話はこれが初見なのです。最初は「あのオープニングには歌詞がついていなかったのか。谷川俊太郎は後から作詞したんだな」とか「白黒とはいえ、最初から背景動画とか凝ってるな。これで週間ペースで作れるのか」などと話の外の部分に気を取られていたのですが、しばらくすると普通に見入っていました。

 いや、もちろん、いまのテレビアニメのレベルとは比較にならないのは明かです。今とくらべて単純な物語、安定しない作画、古いというより不器用な感じの演出、クラシカルな音や音楽の使い方などなど。気になる点を挙げれば切りはありません。でもそんなことにはすぐに慣れてしまいました。手塚治虫氏と仲間のスタッフ達、彼らが語りたい物語は確かに存在していて、私には充分にそれを感じることができました。テレビアニメ第1作が手塚治虫氏の鉄腕アトムだった、ということはテレビアニメにとって非常に幸運なことだったのでしょう。

 今や、私とほぼ同い年の「テレビアニメ」は「テレビ」の外にも広がりを見せています。コロナ禍の影響もあったのか、配信のおかげで日本に留まらず世界的な人気を得るようになりました。最近では映画館にも進出し、従来の映画を見るための映画館を「アニメ」を見るためのスクリーンの一つとして定義し直すほどの勢いです。

 いや、私自身は60歳を過ぎて体にガタが来ているのですが、アトムの子孫たちはますます元気ですね。

江頭 靖幸

 

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