今年の天気の記憶(江頭教授)
| 固定リンク 投稿者: tut_staff
今日は月曜日、ですが大学はお休み。それはそうですよね。年末ですから。
さて、2025年も終わりに近い、ということで今年を振り返ってみたいと思います。私自身、今年強く印象に残ったのは「飽きがこない」じゃなくて「秋が来ない」です。夏の暑さがいつまでも続くなあ、などと思っていたら秋をすっ飛ばしていきなり冬になった、というのもありますね。
さて、気象についての個人の記憶や印象は頼りにならないことも多いでしょう。冬には「寒いより暑い方がましだ」と真顔で語っていても、いざ夏になると「寒ければ着込めば良いけれど、暑さだけは耐えられない」と、またまた真顔で言い出す始末。上の私の感想だって秋を中心に語っているのは、もう春のことを忘れているからでしょう。
さて、客観的には今年の気候はどうだったのでしょうか。気象庁の報道発表にはそのものズバリ「2025年(令和7年)の天候のまとめ(速報)」というものがありました。以下のグラフはその資料からの引用です。
11月までのデータで作成された資料ですが
日本の年平均気温及び日本近海の年平均海面水温はいずれも、2024年(1位)、2023年(2位)に次いで3番目に高い値となる見込みです。北・東・西日本では夏の平均気温、沖縄・奄美では秋の平均気温がそれぞれ1位の高温となりました。
という結果です。
さて、なんとなくグラフを見ていると赤い線に引っ張られてこの100年、ずっと気温が上がり続けているように見えてしまいます。しかし、青の線(5年移動平均値)に注目すると1960年くらいと1990年くらいの時期に目立った気温のピークがあり、それにともなってベースラインも上昇している様に見えます。そして個々の年のデータポイントをみると2023年から2025年にかけての3点が新たな気温のピークを形作っている様にも見えますね。
この様子だと、例え2026年が今年よりも暑くない年になったとしても、それで2020年以前の状態に戻るかどうか、といったところでしょうか。だとすれば、生活スタイルをすこしずつこの新しい気候に合わせていく必要がありそうですね。
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