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チャッピーって誰?(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

「模擬面接」は学生諸君の就職支援の一環として本学キャリアコーオプセンターと我々教員とが協力して行う就職活動の際の面接の予行演習です。対象は本学の3年生。応用化学科の三年生も当然「模擬面接」の対象となります。

 この模擬面接は研究室の先輩が面接官役となります。すでに就職活動を終え、実際の面接を経験した4年生が、一研究室あたり数名、面接官役を務めます。研究室毎に模擬面接を行い学生に対するフィードバックと共に結果をキャリアコーオプセンターに報告する、というのが本学の一般的なスタイルです。

 さて、私の研究室でも最近この「模擬面接」を行いました。その時のことです。フィードバックに際して、ある学生さんが「話す内容はチャッピーと相談して決めました」と、実に自然な口調で言うのです。ん?チャッピーて誰?

 私の世代では「チャッピー」といえば、真っ先に思い浮かぶのは「宇宙少年ソラン」(1965)で、ソランの肩に乗っているあのリスのことです。

さあ行くぞ チャッピー♪

(えっと、上の一文は私の脳内では音楽付きで再生されています。)このチャッピー、ただのペットではありません。人の言葉をしゃべり、人間並みの知性を持っている、いえ、分野によっては普通の地球人以上の能力を持っています。主人公のソランにとって、いつも一緒に居てくれる相棒であり、時には状況をまとめて解説してくれる(いや、これは脚本上の都合もあるのでしょう)良きアシスタントでもあるのです。

 

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 さて、話は戻って、この学生さんが言うところの「チャッピー」とは誰か。これが、どうやらChatGPTの愛称らしいのです。

 なるほど。そう言えば「宇宙少年ソラン」にでてくるチャッピーも、学生さんの言うチャッピー(ChatGPT)も気軽に相談できる相棒であり、困ったときに知恵を貸してくれるアシスタント的な役割を担っている、という意味ではよく似ているのかも知れません。

 模擬面接の準備において、誰かに話を聞いてもらい、考えを整理することはとても大切です。相手が人間であれAIであれ、自分の言葉を一度外に出してみることで、思考が整い、表現が磨かれていきます。「宇宙少年ソラン」のチャッピーがソランを支えたように、ChatGPTもまた、学生さんたちの小さな不安や疑問を受け止める存在になっているのかもしれません。意外とAIの使い道は、そんな素朴で日常的なところにあるのかな、と改めて思った出来事でした。

PS:「宇宙少年ソラン」にでてくるチャッピー、今思うと「魔法少女のお供の妖精的な何か」の遠い先祖だと言えるでしょう。で、あるなら私としては、「チャッピー」ことChatGPTに「こんなの絶対おかしいよ」と言う羽目になったり、「わけがわからないよ」などと言い返される日が来ないことを願うばかりです。

江頭 靖幸

 

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