金属リチウム入りの合金だって!(江頭教授)
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今回の記事、先日の記事に続いて授業点検で教えてもらった内容です。
皆さんはアルミニウムというと何を連想しますか?アルミサッシとか1円玉とか。アルミは身近な金属ですよね。では周期表でAlのお隣、Mg(マグネシウム)については?私は化学系の人間なのでグリニャール試薬とか、それに関連してマグネシウムリボンとかの知識がありますが、あまり一般的ではなさそう。「にがり」の成分だとか、クロロフィルの中心金属だ、というのもそれほど有名ではなさそうですね。
ということで「マグネシウム合金」は「マグネシウム」関連では比較的に有名なものの1つではないかと思います。アルミニウムとの合金は軽量でありながら強度が高いことで有名。パソコンのボディなどで利用されているので知っている人も多いのでは。
さて、授業点検で「サステイナブル機械材料」の授業を聞く前の私の知識はこんな程度でした。ですが、件の授業の中で知ってしまったのですよねよね。マグネシウムとリチウムの合金があり、しかも(一部でですが)実用化されているのだとか。
えっ!金属リチウム入りの合金だって!それって大丈夫なのか?
リチウム「イオン」電池ならともかく、0価のリチウムって反応性が強すぎて「厳重に保管」しておくべきものだと思うのですが……。
とはいえ、話をよく聞いてみるとリチウムの含有量は10%以下。メインはマグネシウムの合金だそうです。それに他の元素も加わっているとか。
私達化学の人間が金属リチウムを恐れるのは「水と反応すること」そして「水と反応して生成する物質が強アルカリ性であること」です。金属リチウムの方が少ない条件ならこの問題は大きく低減されることでしょう。そして表面に安定な酸化層を形成できるような元素が入っていれば問題無いのでは。そんな気もしますね。
実はリチウム入りのマグネシウム合金は腐食に弱いとか。それもあって実用化される際には表面は塗装されていて「厳重に保管」された状態になっているそうです。





