在学生向け

体当たり英会話のすすめ(原准教授)

| 投稿者: tut_staff

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 英語は使えたら良いのはわかるけど苦手、、、と言う人が多いと思います。私は、思い切ってとにかく体当たりで英会話に挑戦してみることをおすすめします。

 英語でのコミュニケーションが少しでもできるようになると、世界が一気に広がります。もちろん英語が通じない時もありますが、英語が最も汎用的な外国語であることは間違いありません。個人で旅をすると、世界の中で訪れることができる場所が格段に増えます。英語への自信が少しでも持てるようになると、仕事の面でも他の人とは違う業務を担うことができます。また、海外の人と知り合いになる機会が増えるので、様々な文化に触れるきっかけにもなります。

 このような英語を使うメリットはわかっていても、単語をあまり知らないし、きっと言われたことを聞き取れないし、発音もまずいに違いない、、、などとたくさんの不安があるのが普通です。英語圏に生まれ育った人でない限り、不安は常にあるものです。少しずつ上達してもこれで完璧という域には達しないだろうと私は思っています(まだまだ頑張りが足らないだけかなとも思いますが)。完璧がないのなら、割り切って一歩前に踏み込んでみませんか?

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大学院のすすめ-3 「片桐個人の博士号取得理由」(片桐教授)

| 投稿者: tut_staff

11  私は皆さんに大学院への進学を強く勧めます。少なくとも修士、可能なら博士号の取得をお勧めします。今回は、なぜ博士まで進学したかについて、私(わたくし)個人の理由を述べます。

5.片桐の場合、人生の安全保障
 
私は、小学校6年の時(1972年)に父につれられ、アメリカのインディアナ州ブルミントンという人口3万人の町の中学校で1年間を過ごしました。父の留学先の研究室にいたポスドクの一人は、当時アルゼンチンの軍事政権の圧政下から亡命してきたアルゼンチンでは助教授の大学の先生でした。彼の家族は彼ごと合衆国に受け入れられ、そこに生活基盤を築くことを社会的にも経済的にも許されました。しかし、その弟さんの家族は許されませんでした。結局、その先生は祖国に戻られ、音信不通になってしまいました。

 またその頃、ブルミントンで近所に住んでいた父の友人(陶芸家(修士)、同じ大学へ招聘されていた)から、「トシちゃん、お金は紙くずになるかもしれない、土地や家も奪われることがあるだろう、本も焼かれてしまう。でも自分に身につけた知識や能力はだれにも奪えない財産だよ」と教わりました。

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大学院のすすめ-2 「海外で活躍するために必要な修士•博士の学位」(片桐教授)

| 投稿者: tut_staff

__eb2  私は皆さんに大学院への進学を強く勧めます。少なくとも修士、経済的に許されれば博士課程への進学の検討をお勧めします。前回に続き、修士号や博士号を取ることのメリット、特に海外へ羽ばたくために必要な理由を以下にまとめます。

3.法的な社会的な制限
 一部上場の技術職の採用はおおむね修士以上です。
これは海外の現地法人に赴任させる時にビザの関係で修士以上を要求されることがあるから、だそうです。アメリカやニュージランドの永住権資格の為のビザは「修士以上の学歴」を明示しています。海外へ事業展開をしている企業は修士号、博士号を要求します。
 国内でも高校などの教頭や校長になるのには大学院への進学は有効です。
将来には、高校の先生には修士課程修了を求めるようになる、という話も公式に聞こえます。

4.海外での社会的地位

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大学院のすすめ-1 「大学院へ行くことのメリット」(片桐教授)

| 投稿者: tut_staff

 

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1. 現代の科学技術の最前線に追いつくため

 前世紀後半からの科学技術の進歩は凄まじいものです。自分のプロフェッションとして科学技術の職に就くつもりなら、その最前線を理解するに必要な知的基盤を必要とします。しかし、そのレベルは科学技術の進歩に伴い、どんどんと高度化しています。工学部でもそのような高度な技術を身につけてプロとなるためには、大学の4年間では不十分になってきました。医学部は昔から6年制でした。比較的最近に薬剤師養成の薬学部のコースは6年制になりました。すでに欧米(例えばドイツ)では6年制の工学部も散見されます。まだ今は大学卒でもそれなりにプロの道は開けています。しかし、社会で皆さんの活躍する20年後には、大学院卒でも今の大卒と、大卒は今の高卒と同じように処遇される時代になると思われます。

2.就職に有利

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TOEICという英語実力認定試験について【後編】 -もう50点多く取るためのトレーニング法- (片桐教授)

| 投稿者: tut_staff

Toeic_2 前回に引き続き、今回もTOEICの話です。今回は、TOEICでもう50点多く獲得する方法です。私は、TOEICの試験で450点の壁を越えられない学生を多数指導してきました。その経験からのお話です。

 まず、1回TOEICを受験してみましょう。そして、その結果を記したスコアシートを眺めてみましょう。スコアシートはリスニングとリーディングの2項目それぞれの得点を示しています。スコアの点の伸び悩む人は、リスニングよりもリーディングの点を取れていないようです。これは、英語力そのものの問題ではなく、2時間にわたる試験のあいだ、英語で考える集中力を維持できないことによります。

 2時間の間、1問あたり36秒で回答し続けるTOEICの試験は過酷です。日本語で行われる試験でも2時間の集中をきらさないことは至難です。まして、英語の頭で2時間も集中力を維持するのは、多くの人には困難を感じるものです。試験の終わり近くになると、机に突っ伏した受験生を多く見うけます。したがって、2時間の英語脳での集中を継続できるトレーニングを行うことにより、少なくても50点、人によっては150点程度のスコアの向上を期待できます。

 以下にそのようなトレーニング法の一つを紹介します。

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TOEICという英語実力認定試験について【前編】 (片桐教授)

| 投稿者: tut_staff

Toeic_2 TOEICは企業などで英語能力の審査に使われる試験です。今では、企業だけではなく大学でも単位認定などに使われています。そして、このTOEICは全世界で一律に行われている試験なので、その結果は世界のどこでも通用します。

http://www.toeic.or.jp/index.html

 英検2級に合格する人(高校卒業程度)はだいたい500点は取れます。就職活動において資格欄に記入する場合は理系では600点以上欲しいところです。
 多くの企業では、730点以上で、海外での仕事に堪えると評価されます。
 一部の企業では昇進の条件としてこのTOEICのスコアが求められます。
 N化学工業では550点を取らないと、実績があっても課長になれません。この会社の研究所では研究員が550点以上を取ると、所長さんがおいしい「うなぎ」をごちそうする風習があるそうです。

 T自動車では本社の係長の昇進条件として、600点が義務づけられているそうです。H製作所では部長になるには800点とか、外資系のI社ではマネージャーになるためには830点が求められます。

 パナソニックでは海外勤務者は650点、主事昇格基準として550点を公表しています。その他多くの企業がTOEICを昇進条件として明示しています。
http://www.toeic.or.jp/corpo/intro01/case01/saiyo_dantai.html
このweb pageの会社名を見ていると、一つの傾向を見て取れます。それは海外に事業展開している、あるいは海外との取引を積極的に行っているということです。

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