授業・学生生活

工学基礎実験Ⅱ(C)「レポート発表、講評、ディスカッション」(江頭教授)

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 応用化学科の1年生の学生実験は「工学基礎実験」という名称です。工学部共通の命名なので応用化学では正確には「工学基礎実験(C)」。前期はⅠなので今学期、後期の1年生の学生実験は「工学基礎実験Ⅱ(C)」となります。

 さて、後期も始まって8週間。折り返し点を越えて半分の実験が終了したので表題の「レポート発表、講評、ディスカッション」を開きました。提出されたレポートを教員がみて、これは、と思えるレポートを書いた学生さんに発表を依頼。学生さん同士の質疑応答と、それに加えて教員からの講評を行う、という会です。実験後半にも同じ趣旨の会を実施しますので、正確には「レポート発表、講評、ディスカッション(1)」ですね。

 コロナ禍の影響でオンライン実施になったり、「対面ただし遠隔受講可」というハイブリッド形式になったりしたこの発表会も最近はすっかり対面での実施が普通となりました。

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インフルエンザの季節…なのか?(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 最近授業を休む学生さんがちょくちょく目立つ様になりました。連絡をくれると決まって「インフルエンザにかかりました」とのこと。聞けば他の学科・学部の先生たちも同じ様子。ひょっとしてインフルエンザが流行っているのだろうか?

 ということでちょっと調べてみました。以下のグラフは国立感染症研究所の「インフルエンザ過去10年間との比較グラフ(第43週 11/10更新)」という記事から引用のです。

 いや、これは一体どういうことなのでしょう。43週というと10月末から11月初めのころで、本来はインフルエンザが流行する季節には早すぎなのです。2023年のデータは明らかに異常。例年に比べて比較にならない高レベル。大きな流行の波の年末ごろのレベルに近い値がすでに記録されているという状況です。

 このデータを一体どう見るのか。「今年の末から来年の初めにかけて空前のインフルエンザの大流行が起こる」とするとこれはとんでもないことです。とはいえ「この冬のインフルエンザの流行は10週間ほど前倒しだ」という見方もあるでしょう。一体これからどうなるのかは分かりませんが、私たち一人一人にできることは「手洗い」「マスク着用」「咳(せき)エチケット」それに「三密を避ける」でしょうか。

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今日で第3クォーターの授業は終了です(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

「今日で授業終了って、いくら何でも早すぎでは?」と思ったそこのあなた、あなたは正しい。本学の授業はもちろん、明日も続きます。

 ここで言っているのはクォーター制の授業についてです。あなたが高校生なら学校は3学期制でしょうか?それとも2学期制でしょうか?本学は基本的には2学期制、というか大学なのでセメスター制と呼ばれる「14週間の授業+期末試験を年2サイクル」というスタイルですが、一部の授業はクォーター制で、年4サイクルの授業を行っているのです。そして今日は第3クォーターの授業最後の日、というわけ。でも明日からすぐに第4クォーターが始まるので特別感は薄いかも。

 さて、我々応用化学科が所属する本学工学部のクォーター制ですが、これはコーオプ実習(企業と共同で行う1日8時間週5日7週間の企業実習)をカリキュラムに組み込むために導入されたもの。学部の立ち上げ時から準備された制度故の仕組みです。

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今日(11月3日)は休日なのですが(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

「今日は何の日?」

「文化の日です。祝日でお休みの日です。」

はい、世間一般ではそうですね。ですが本学では今日、11月3日は祝日授業開講の日です。

 さて、祝日授業開講日について説明しましょう。 別に「祝日授業」という特別の授業がある訳ではありません。祝日ですが、「授業を開講」する日、という意味です。

「祝日なのに授業が有るなんて!」もしあなたが高校生(あるいは中学生、小学生)ならそう思うかも知れませんね。

 大学の科目は原則として14回の授業と1回の期末試験とで構成されています。ですから前期・後期、それぞれ15週間で終わります。つまり、年間30週間しか授業は無い、ということです。高校まではいつも授業があって、その間に休みがある、という感じでしたが、大学では30週間の授業を一年間に割り当てる形になっていて、それ以外は休み、ということになるのです。休日の意味合いが違いますよね。

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「あなたの研究はどのSDGsの目標に貢献しますか」(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 東京工科大学には大学院が併設されていています。本学の学部から進学する人も、外部から入学する人もいて、大学と大学院は完全に繋がったものではありません。とはいえ「大学院の研究室」というものはなくて学部の学生も大学院の院生も同じ研究室で研究するのです。一体化しているとは言いませんが、強いつながりがあるというところでしょうか。

 さて、我々応用化学科の学生が大学院に進学する際、普通は「サステイナブル工学専攻」となります。「応用化学専攻」ではないのですね。「サステイナブル工学専攻」は「工学部」とは異なって学科ごとの運営ではありません。大学院の授業も工学部、じゃなかったサステイナブル工学専攻で共通となります。

 大学院で私が担当する授業は「サステイナブル工学概論」。「サステイナブル工学専攻」そのもの、というタイトルですね。まあ、学部のサステイナブル工学の授業から続いて担当するというところでしょうか。

 今回、この授業のなかで「SDGs」について触れてみました。ほとんどの院生諸君はSDGs自体は知っている様子で少し物足りないかも。学部生とは違って大学院生には「自分の研究」というものがありますから、ここでは「あなたの研究はどのSDGsの目標に貢献しますか」というレポートを書いてもらいました。

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ポストコロナ時代は授業をするのも大変です(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 新学期が始まってもう2週間目に入りましたが、月曜日1限の授業で私は忘れ物をして教授室に取りに戻ったりしています。実は授業開始の初日、先週の月曜日1限にも忘れ物をして教授室にとりに戻っていて、これで連続2回めの忘れ物。とうとう本格的にぼけてきたのか。いや、そもそも授業に持って行くものが多過ぎじゃないか?

 というわけで私が授業をするときの教卓を撮ったのが下の写真です。

 まず右手奥側の教科書、そしてその手前のノートなどはオーソドックスな「教授のもちもの」ですね。でもノートの上に載っているスティック状のものはPC用のポインターだったりします。(紙の本物の)ノートの右隣にあるノートパソコンで使うのです。そのさらに右側の手前にあるのは紙挟みでメモ用の雑紙が入っています。右奥側にある黒い円盤状のもの、これは実はオンライン配信用のマイクだったりします。

 さて、また紙のノートに目を戻してその手前にあるのはタブレットPC、iPad+ApplePencileです。そしてiPadの左となりにあるのは電卓ですね。

 さあ、これで大体説明が済んだでしょうか。おっと、ノートの下にケーブルが覗いていますが、これはノートPC用の電源ケーブルです。

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「学士・修士一貫早期修了プログラム」のこと(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 前回の記事ではアドバイザー面談について紹介したのですが、ついでに紹介しておきたいのが表題の「学士・修士一貫早期修了プログラム」のことです。4年間で大学を卒業したら大学院の博士前期課程(と言いますが事実上は修士課程のこと)に進学して2年間で修士号をとる。これが標準的なスタイルで、敢えて言えば「学士・修士一貫修了プログラム」と呼べるでしょう。で、今回紹介する「学士・修士一貫早期修了プログラム」には「早期」と入っていますから、この6年間のプログラムが短縮される制度だ、ということになります。

 具体的には学士を4年間ではなく半年短縮して3年半で取得。つづいて大学院博士前期課程の標準である2年間も半年に短縮して1年半で修士号を取得するという制度。大学と大学院で半年づつ短縮して合計1年の短縮。通常なら6年かかるコースが5年で修了することになります。

 もちろん、大学(と大学院)に通う年数が少なくなるのですからその分の学費もありません。いや、若い頃の1年は学費以上の価値があるといえるでしょう。

 とまあ、非常に魅力的な制度なのですが、これは誰もが利用できる訳ではありません。「学士・修士一貫早期修了プログラム」を利用するためには厳しい条件がつけられているのです。ここでは詳細には触れませんが、要は優秀な成績でたくさん単位をとる、ということがその条件の内容となります。

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アドバイザー面談のこと(江頭教授)

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 「アドバイザー」は本学全体の制度です。高校生、中学生の皆さんに理解し易いイメージで言えば「担任の先生」のような役割だと思ってください。大学では研究室に所属すれば強固な人間関係ができるのですが、入学から研究室配属までの間、どこにも所属しない状態になるのが一般的です。この時期、大学生活になじめないと生活のリズムを壊すことが多く、大学からドロップアウトしてしまう可能性が高いのです。それに対応するために作られたのがアドバイザー制度で、定期的に学生諸君と面談をすることでケアをすることになっています。

 後期の始まりに合わせてアドバイザー面談をしてください、そんな連絡に応じて、私は昨日(9月27日)の3限に1年生向けのアドバイザー面談を実施しました。

 1年生の皆さんは本学に入学して1学期が過ぎて、成績も分かったところです。思ったように単位をとれて成績が良かったひと、逆に苦戦しているひとなど、まさに悲喜こもごもと言いましょうか。とはいえ、まだ大学生活は始まったばかり。いえ、私のような老人から言わせれば人生そのものが始まったばかりです。

 1年生の皆さんに言ったのは「今、良い習慣を身につければこれから40年それに助けられるんだよ」ということ。スケジュール管理の秘訣や快眠のテクニック、快食快…おっとと、まあいろいろ自分の生活を良くする工夫をして欲しいところです。

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本日(9月25日)から後期授業が始まります。(江頭教授)

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 本日(9月25日 月曜日)から後期授業が始まります。夏休みも終わり、14回の授業と期末試験の新しい学期が始まるのです。

 えっ、今頃?と思っている高校生の皆さん、大学の授業は前期と後期の2期制なので「夏休み」が終わって授業が始まったのではなく、「秋休み」が終わって授業が始まったのだと思ってください。

 前期、後期ともに14回の講義と1回の試験、全部で15週間で一学期となります。前期と後期を合わせて30週間ですから、その間の休みは全部で22週間、春と秋に平均11週間の休みがある計算です(後述するように学期中のお休みなどがありますから、実際にはそこまでまとまった休みにはなりませんが。)

 前期の授業の終わりは7月27日、試験も終わり「秋休み」が始まったのが8月10日ですから、6週間半くらいの休みだった、ということになります。

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八王子キャンパスの二度目の夏期一斉休暇(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 昨日の工学研究科サステナブル専攻予備審査発表会から明けて8月11日、大学院修士の学生さん達も、そしてそれ以前に中間発表を終わっていた学部4年生達も夏休み入り。もちろん、期末試験が終わっている学部3年以下の学生さん達は既に夏休みに履いています。

なんて書き出しで本学八王子キャンパスの夏期一斉休暇について紹介したのが8月11日のブログ記事でした。それから1週間過ぎてオープンキャンパスも開催。すっかりいつものキャンパスの風景が戻ってきたのか、といえばさにあらず。じつは八王子キャンパスは今日から二度目の夏期一斉休暇に入るのです。これから週末までの期間、八王子キャンパスの一斉休暇期間となっていてキャンパスは閉鎖、我々教員でも原則的に入ることができません。これは先週の一斉休暇と同じです。

 一斉休暇が二回、というのはどうしたことでしょうか。おそらく本来は2週間の一斉休暇期間を想定していたのが、オープンキャンパスの開催を考えると一度中断する必要があった、というのが理由ではないかと思います。来週の日曜日の8月27日にオープンキャンパス、というのは少し遅すぎるでしょうからね。

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