授業・学生生活

GPAのこと(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 「GPA」と聞いてすぐ分かるひとは大学の「内部の事情に詳しい者」、要するに大学生と大学教員だけではないでしょうか。

 もったいぶるのは止めましょう。「GPA」、Grade Point Average は"Average"とある様に成績評価の平均値のことです。でも、本学の評価は「S・A・B・C・D・X」で行われています。アルファベットのままでは平均をとることはできませんよね。

 このため、GPAの計算ではSを4ポイントとし、Aは3、Bは2、Cは1という具合に点数を割り付けて、その平均値をとることとしています。単位が取得できないDやXは0ポイントです。

 下の写真は本学の学生便覧。GPAの定義式が書かれています。

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成績登録の日(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 1月早々に24年度後期の授業が終了。期末試験が終わってから今までの期間は学生さん達にとっては気楽なお休みの期間かも知れません。一方、我々教員にとっては試験やレポートの採点を行い学生の皆さんの成績を付けるという大切な作業を行う期間となっています。

 いわゆる学修支援システム(本学なら moodleですね)の導入によって以前の授業では紙を印刷した資料を配っていたものが、電子ファイルを共有することが多くなったのと同様、本学をはじめほとんどの大学では成績も電子的に処理されているかと思います。こちらは「教務システム」というのでしょうか。我々教員も書類で成績を提出することはありません。PCを利用してWEBの画面から成績を登録しています。

 そして今では学生さんの成績確認もWEB経由でできるようになりました。昔懐かしい「通信簿」は少なくとも大学からは無くなったのですね。(とはいえ、本学では成績通知の郵送は今でも行っています。でも情報は紙より電子の方が早いです。)

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「研究室配属に関する説明会」を開催しました。(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 そうか、今のうちに4年生から始まる卒業研究を行う研究室を決めないとね。授業が終わって春休みになってからだと説明会を行うタイミングが難しいからこの時期に、という訳か。

 ええ確かに。でも実はこの説明会、2年生向けなのです。

 応用化学科では2年生で研究室に配属されます。でも配属されるのは2年生の3月28日。その後すぐに3年生になりますから、実質的には3年生の初めからの配属となります。

 「えっ?3年の初めって早くない?」その通りですね。実はこれ、本学工学部の特徴であるコーオプ教育との関係で決まりました。応用化学科の学制諸君は3年の前期にコーオプ実習として学外での研修を行うことになります。従って、3年前期、学生諸君は大学から離れて学外に出る時間が長くなります。早期の配属を行うとしたら3年前期には無理。夏休みを過ぎれば3年後期になってしまいます。ということで、少々早いですが2年後期末のこの時期に説明会となったのです。

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期末試験が始まりました(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 2024年度後期の授業は2024年末までに1週間を残して終了。新年に入ってその残り1週間分の授業が終わったのが1月10日。ちょうど1週間まえでした。

 さて、その後は1月13日は「成人の日」の祝日、補講日(1月14日)に授業開講予備日(1月15日)があり、昨日1月16日から待望の(?)の期末試験が始まりました。

 期末試験は基本的には1週間。普通の授業と同じペースで試験があるのですが、試験をしない授業もありますし(体育とか)、授業内で試験を終わらせている授業もありますから、そこまで過密スケジュールという訳ではありません。

 また、試験の時間は1時間。通常の授業は90分なので、30分短くなっています。これに対応して試験期間中は休み時間も少し長く取れるようになっています。

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授業の録画は、いろいろ、役に立つということ(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 コロナ禍のことを思い出すことは最近は少なくなってきたと思います。でもコロナ禍の影響は確実にあるもので、私自身もコロナ禍で行動が変容したことがあります。

 その一つが授業のやり方。最近は授業を動画を残しておいて授業後に公開する(学生に向けてのみですが)ことにしています。コロナ禍で遠隔授業を行う必要に迫られて授業をオンラインで見られる状態にすることが普通にできる様になりました。一歩進んで、そのオンラインのデータを録画して授業の動画を残せるようになるのは極簡単なことでした。もっとも授業に持って行く持ち物が増えたり、セットアップに時間がかかったり。授業の手間は確実に増えているのですが。(その辺の事情はこちらのブログの記事に。)

 さて、それなりに手間をかけてアップロードしている講義動画ですが、はて、これはどのぐらい視聴されているのだろう?そう思って調べてみると1年前の動画で大体10回前後の視聴回数でした。

少ないなあ。しかもこの中の数回は自分自身も含まれているからなあ。

そうです。私は自分自身で自作の講義動画をチェックしているのです。

いい声だなー、さすが俺

と言っているわけではなくて、毎回の授業の前に昨年度の自分の授業聞いて予習しているのです。

 まあ、受講生だけの限定公開だし、そんなものか。いや、100名弱の授業で10人聴いていたら大したものかも。

などと思っていたら、先日意外なことで授業録画が役に立つことがありました。Internet_school_elearning_man

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後期授業は半分まで終了しました(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 9月中にスタートした2024年度後期の授業も昨日11月12日までで第7回を終了、今日から第8回に入ります。一学期の授業は14回、それにテストを加えると15回ですから、ちょうど今日から後期の後半に入ったと言うことです。2024年度ももう大詰め、ということでしょうか。(少々気が早いですか?)

 本学工学部は今まで一部にクォーター制を取り入れた変則的な制度(私は「ハーフ・アンド・ダブルクォーター制」と呼んでいます。)をとっていました。我々応用化学科では3年生の前期の折り返し点では本当に学期(1Q=第1クォーターと呼びます)が終了するのですが、それ以外ではクォーター制ではない(セメスター制ですね)ので、区切りがあるわけではありませんした。ですから今日の新しいクォーター(4Q=第4クォーター)の始まりも、今までだったら特段の区切りがある日ではなかったのです。

 いや、「今まで」にこだわっているのは理由があります。今年の1年生からカリキュラムが改定され、クォーター制が導入されているのです。

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アドバイザー面談のこと(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 「アドバイザー」は本学全体の制度です。高校生、中学生の皆さんに理解し易いイメージで言えば「担任の先生」のような役割だと思ってください。大学では研究室に所属すれば強固な人間関係ができるのですが、入学から研究室配属までの間、どこにも所属しない状態になるのが一般的です。この時期、大学生活になじめないと生活のリズムを壊すことが多く、大学からドロップアウトしてしまう可能性が高いのです。それに対応するために作られたのがアドバイザー制度で、定期的に学生諸君と面談をすることでケアをすることになっています。

 後期の始まりに合わせてアドバイザー面談をしてください、そんな連絡に応じて、私は先日(9月24日)の5限に1年生向けのアドバイザー面談を実施しました。

 1年生の皆さんは本学に入学して1学期が過ぎて、成績も分かったところです。思ったように単位をとれて成績が良かったひと、逆に苦戦しているひとなど、まさに悲喜こもごもと言いましょうか。とはいえ、まだ大学生活は始まったばかり。いえ、私のような老人から言わせれば人生そのものが始まったばかりです。

 1年生の皆さんに言ったのは「今、良い習慣を身につければこれから40年それに助けられるんだよ」ということ。スケジュール管理の秘訣や快眠のテクニック、快食快…おっとと、まあいろいろ自分の生活を良くする工夫をして欲しいところです。

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今学期の履修登録はひと味違う、のだが(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 本学の後期、ちょうど1週間の授業が終了し、今日から第2週間目に入ります。学生諸君も一通りの授業に出席して新学期の授業の概要が分かったところでしょう。

 さて、小学校から高校まで、学生諸君がどの授業を学ぶかは基本的には学校側が決めていました。選択授業があってもごく一部。それに対して大学の授業では学生諸君による授業の選択の幅が非常に大きくなっていて、基本的には学生諸君が選択した授業を受けることになっています。

 学生諸君が「この授業に決めた!」と思っても、それを教員に知らせてくれないと話が始まりません。そのための制度が「履修登録」です。学生諸君はオンラインでどの授業を履修するのか登録し、その結果が我々教員にも伝えられます。

 以前はこの履修登録が授業開始の後に設定されていました。でも授業開始時に受講者名簿が決まっていないのはやりにくい。そこで今年から履修登録期間が授業が始まる前に設定されることになりました。(この件についてはこちらの記事で紹介しています。)

 名簿が確定したので、私はいくつかのグループワークのある授業で班分けの作業を開始していたのですが……

 あれ、ちょっと待てよ!履修登録はもう終わっていますが、実は授業が始まって1週間後の正に本日、「履修登録確認・修正」の時間が取られているのです。えっ、もしかして今の名簿は修正されるの?

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本日(9月23日)から後期授業が始まります。(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 本日(9月23日 月曜日)から後期授業が始まります。夏休みも終わり、14回の授業と期末試験の新しい学期が始まるのです。

 えっ、今頃?と思っている高校生の皆さん、大学の授業は前期と後期の2期制なので「夏休み」が終わって授業が始まったのではなく、「秋休み」が終わって授業が始まったのだと思ってください。

 前期、後期ともに14回の講義と1回の試験、全部で15週間で一学期となります。前期と後期を合わせて30週間ですから、その間の休みは全部で22週間、春と秋に平均11週間の休みがある計算です(後述するように学期中のお休みなどがありますから、実際にはそこまでまとまった休みにはなりませんが。)

 前期の授業の終わりは7月25日、試験も終わり「秋休み」が始まったのが8月2日ですから、7週間くらいの休みだった、ということになります。

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「TUT 学生ポータル」について(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 学校から学生の情報を伝える方法、というのは昔(というか私自身が学生のころ)は限られたものでした。いや、情報を伝えるという意味では毎日授業をやっているので十分な時間があるわけですが、それ以外の場合、つまり緊急の要件などの場合です。

 小中学生のころ、いや高校生のころもでしょうか。クラスごとに電話連絡網というのがあって、学校から各生徒の家に電話でメッセージをリレーする形で伝えたりしたものです。とはいえ、これは「遠足の日に雨が降りそうだが、決行するか中止にするか」みたいな特別な情報を伝えるための最後の手段という位置づけでしたね。

 大学にはいるとさすがに電話連絡網はなくなりました。代わりに学生向けの「掲示板」が準備されるようになりました。いや、これは本当に物理的な掲示板でして、大学に行って何かお知らせがないかを確認するというものです。大学には「遠足」とか「運動会」はなかったのでもこれでもOK。大学に行ってから「休講」のお知らせを見つけても別に気にならなかったなあ。例えその授業が1限でも。早く大学に来たのに授業が無くて無駄足だったことよりも、授業を休めるという喜びが勝っていたんですよね。

 さて、思い出話が長くなってしまいましたが、今の大学、というか東京工科大学ではこのタイプの情報はWEBサイトを通じて通知されることになっています。本学の公式のWEBサイトとはまた別に内部の学生さん向けのWEBサイトが準備されています。名称は「TUT 学生ポータル」でして、TUTは「Tokyo University of Technology」の略。要するに本学の学生向けポータルという訳ですね。

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