授業・学生生活

春のガイダンス ― 新入生編(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 春は始まりの季節、本学の工学部応用化学科に入学を決めた皆さんも昨日4月1日から八王子キャンパスに来はじめています。初日は入学手続き、2日にはノートPCセットアップの講習会などがありましたが、今日4月3日は学部でガイダンスが行われました。

 学部長の挨拶からスタートしたガイダンス、一番ボリュームがあるのは教務委員長のよる履修関係のガイダンスです。

 大学を卒業するには所定の単位を取得する必要があります。

「単位?単位って何の単位?」

 単位を取得するには授業をうけて試験に合格する必要があります。

「あっ、授業をうけるともらえるんだ。」

 授業を受けるためには時間割を決めて履修登録をする必要があります。

「えっ?履修登録ってなに?時間割は決まってないの?授業は選択できるものもあるそうだけど、どうやって決めたら良いんだろう...。」

たっぷり時間をかけてこの辺りを説明します。

 そのあともガイダンスは盛りだくさん。学生生活のこと、インターネットのリテラシー、本学のハラスメント対策など。それに海外研修プログラム、資格試験の情報、そして大学院の勧めなど。

 たくさんの情報に最初は戸惑うこともあるかも知れませんが、まずは授業のスタートに乗り遅れないこと。そして追々慣れていってもらえば良い、という所でしょうか。

Img_2463

 写真の様にガイダンスで既に表彰される1年生も。

 これは「入学前準備学習」の優秀者表彰。「入学前準備学習」についてはまたいずれご紹介しましょう。

続きを読む

春のガイダンス ― 在学生編(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 2019年3月20日の卒業式が終わるとだんだん新年度の始まりが気になり出します。その新年度の気分を一気に盛り上げてくれるイベントが在校生向けのガイダンス。われわれ工学部は今年は3月28日がガイダンスの日となりました。もちろん、他の学部もガイダンスを行うのですが八王子キャンパスでは学部毎に日程をずらして実施しています。

 今年も1年生、というか新2年生、それに新3年生、新4年生に向けたガイダンスを行いました。もちろん内容は学科毎に異なります。工学部は3学科なので3学年×3学科、合計9会場でのガイダンス、はさすがに無理なので学年毎に時間をずらして1日で3回のガイダンスをこなすことになります。

 「入学時はともかく、大学でガイダンスなんか必要なの?」

 はい、必要です。本学に固有の「コーオプ教育」や大学院進学のための情報、珍しいところでは大学がライセンスを導入しているソフトChemDrawやSciFinderのアップデートなど、在学生にも必要な情報を一気にまとめて伝達する、ガイダンスはそのための絶好の機会です。

 

Photo_1

続きを読む

今日から新学期(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 今日は4月1日、2019年度が始まります。応用化学科も設立から5年目に入ることになりました。

 大学は4年で卒業する、ということは皆さんご存じだと思います。ですから大学では5年目ということは新しい年度が始まる、という意味もありますが、新しい4年間が始まる、ということも意味しているのです。

 象徴的なのはカリキュラム。大学4年間のカリキュラムは1年生として入学した時に4年分がすでに決まっていますから一度決めたカリキュラムは4年間は変更しないことになっています。とはいえカリキュラムも改善、変更が必要ですから4年が過ぎた段階、5年目から新しいカリキュラムに変更します。われわれ応用化学科では今年度の1年生から新しい2019年カリキュラムが適用されます。(実際にはそれほど大きな変更はありませんが。)もちろん、2年生以上の学生のカリキュラムを今から変更することはできませんから2015年のカリキュラムと2019年のカリキュラムが平行して実施されることとなります。

 さて、こんな節目の4月1日、なにか式とかイベントがありそうなところですが...

 

20161_2

 

続きを読む

研究室配属決定(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 1月16日に開催した「研究室配属に関する説明会」、その結果を受けて研究室配属の結果が公開されました。

 説明会後、本学の2年生諸君は所定の用紙に希望の研究室を書いて提出しました。(これが全研究室分1位からずっと順位を付けていくスタイルです。もし配属に際して口頭試問があったら「なぜうちの研究室を最下位に書いたのかね?」と聞きたいところです、なんてね。)

 さて、今回の配属結果公表日は3月7日。説明会から配属発表まで一ヶ月以上、というより二ヶ月近くです。時間がかかりすぎでは?そう思った人も多いかも知れませんね。

 研究室配属は学生さん達の希望優先しています。この場合、どうしても希望者数のばらつきが起こるので何らかの調整が必要となります。このため、本学科での配属は

「学生の希望、研究室への適性、GPA、習得単位数等」を総合的に判断する

という申し合わせになっています。ここに「GPA、習得単位数」が入っているのがポイントです。これら、成績情報を使った調整は後期の成績が確定した後でないとできないのですから。

52_2

続きを読む

Moodleアップグレード、など(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 東京工科大学では月に一度、八王子キャンパス、蒲田キャンパスでそれぞれに「全学教職員会」と称した講習会を開いています。講習会の内容はネット回線で二つのキャンパスの間で共有されています。学長が大学の運営方針を説明する回もありますし、各学部がそれぞれの教育目標を発表する回もあります。時には外部講師をお願いして大学の教育にかかわる最新の話題を解説していただくこともあります。

 さて、今回は本学のIRセンターからの報告でした。まず「IRセンター」とは?いや「IR」とは?からでしょうか。

 赤外線?投資情報?いえいえ、大学でIRといえば ”Institutional Research” のことです。で、その”Institutional Research” って何?文科省のサイトで見つけた「大学におけるIR(インスティテューショナル・リサーチ)の現状と在り方に関する調査研究報告書」を覗いてみると

様々な定義があり、実践活動も多様である。

とか。うーん、まあデータ分析を活用した大学の教育・経営の向上、といったところでしょうか。

 さて、今回のIRセンター報告は学生アンケート結果報告が中心だったのですが、私自身興味深かったのは後半の「Moodle」のアップグレードについての案内とデモでした。

Img_2435

続きを読む

大学院のすすめ 番外編 「学位って何だろう」(片桐教授)

| 投稿者: tut_staff

 学位は学術称号のひとつです。しかし、教授や准教授のような職位を表しません。多くの大学教員は学位を持っています。しかし、「さかな君」のように学位を持たなくても実力を評価され大学の客員准教授をしている方もいます。さらに、会社によっては、わざわざ内地留学をさせてまで自社社員に博士号をとらせます。これは、単なる社員の福利厚生ではありません。社員に学位を持たせるメリットは会社にもあります。

 さて、学位とはいったいなんでしょう?。

 現在の日本では「学校教育法」という法律により「博士、修士、学士、短期大学士」を学位と定めています。この法律の第104条には、「大学(「短期大学」を除く)は、文部科学大臣の定めるところにより、大学を卒業した者に対し学士の学位を、大学院(専門職大学院を除く)の課程を修了した者に対し修士又は博士の学位を、専門職大学院の課程を修了した者に対し文部科学大臣の定める学位を授与するものとする。」と書かれています。さらに、「③短期大学は、文部科学大臣の定めるところにより、短期大学を卒業した者に対し短期大学士の学位を授与するものとする。」と書かれています。

 高等専門学校を卒業した場合の「準学士」は第121条に「高等専門学校を卒業した者は、準学士と称することができる。」と書かれています。しかし、ここには、「学位」ということばはありません。つまり、「準学士」は称号であっても学位ではないということです。ただし、この法律の付則で「この法律による改正前の学校教育法第69条の2第7項の規定による準学士の称号は、この法律による改正後の学校教育法第68条の2第3項の規定による短期大学士の学位とみなす。」と書かれているので、準学士という称号は厳密には学位ではないけども、短期大学士の学位と見なすそうです(ああ、ややこしい)。

 学位の歴史を見ると、1991年の学校教育法の改正までは大学卒業=学士も学位ではありませんでした。その時点では博士と修士のみ学位でした。だから、1983年に大学を卒業した私の「大学卒業証書=学士試験合格証書」は「学位記」ではありません。一方、皆さんの卒業式では「学位記(学士)」を渡されます。

 短期大学卒業者の学位は2005年です。さらに1953年までは「博士」だけを学位としていました。だから、お年寄りは「学位」=博士号と認識しています。また、私の世代の多くの方は「学士」は学位と認識していません。この実状と認識のギャップはまだ埋まっていません。

 脱線します。明治時代の太政官布告(大學令)に記載の学位は「博士」とその上の「大博士」でした。この「大博士」を国内で実際に受けた人はいません。これは、ドイツで「プロフェッソーレン(教授資格)」を受けた北里柴三郎の教授資格を当時のドイツ大使館は「大博士」と訳したことに由来すると言われています。この名残は、宮沢賢治の童話「グスコーブドリの伝記」の中の「クーボー大博士」という登場人物の学位称号にも残っています。

Img

続きを読む

ハーバーとボッシュ、偉いのはどっち? 4年目 (江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 これは本学科1年生向けの「サステイナブル化学概論」というオムニバス形式の授業での私のレポート課題、本当は「どちらの業績を評価するか」という質問です。私の授業ではハーバーボッシュ法の説明をして、毎年この質問をすることにしています。

 ハーバーボッシュ法は空気に含まれる大量の窒素ガスを植物が利用できる形態に変化させる技術です。この方法でほぼ無尽蔵の窒素肥料を合成することが可能となり、70億を超える人口を支える現在の農業の礎となった偉大な発明です。

 ハーバーとボッシュ、フリッツ・ハーバーとカール・ボッシュ、の名前はこの空中窒素固定技術では必ず一緒に出てきます。

 しかし、その役割は大きく異なっていました。大ざっぱに言えば窒素、水素、アンモニアの平衡関係を解明し、高圧条件下で触媒を用い、比較的低温でアンモニアを合成する方法を考案したのがハーバーであり、高圧で水素を扱う場合に起きるいろいろな困難を一つ一つ解決して実用化したのがボッシュだ、という役割分担になります。

 さて、今年の結果は若干ハーバー有利。でもその差はごくわずかでほぼ均等な結果と言えるでしょう。

 数人の学生さんは「どちらか選べない」「どちらとも言えない」という解答でした。これはある意味当たり前の答えです。技術のシーズを見いだすことと、それを発展させて実用化すること、どちらも重要なのは当然ですし、そのどちらをより評価すべきか、という設問には科学的・客観的な答えなど、そもそもあるはずがないからです。ここで私が学生諸君に聞きたかったのは個人としてどちらに惹かれるか、もっと言えばどちらのタイプの仕事をしたいか、なのです。

Photo

続きを読む

インフルエンザの季節ですね。(パート2)(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 昨日の卒業論文発表会についての記事で「インフルエンザで出席できなかった学生さんがいた」と書きましたが、そう言えば以前に「インフルエンザの季節ですね。」という記事を書いたことを思い出しました。その中で「国立感染症研究所」の「インフルエンザ過去10年間との比較グラフ」というデータを紹介したのですが、さて今年はどんな様子なのでしょうか。

 以下の図は2019年の2月1日更新分ですが、今年に対応する赤丸のデータが昨年度を超えてトップに躍り出ている様子が見て取れます。もっともこの図には注意が必要です。縦軸は単なる患者の報告数ではなく、「定点当たりの報告数」となっています。定点とは要するに病院のことで、各病院からのインフルエンザ患者数の平均値です。今期から平均とりかたが変更されたそうなので単純に昨年度と比べるのは慎重に。とはいえ、このデータから今、インフルエンザが凄く流行っているということだけはハッキリ分かりますね。

Photo_3

続きを読む

卒業論文発表会終了 (江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 本学応用化学科の第一期生の卒業論文発表会、無事、2019年2月6日に終了しました。

 さて、全員が発表を終え…、と書きたいところなのですがこの時期にインフルエンザにかかってしまった学生さんが。卒業論文発表会は大学生生活の一大イベント、絶対出席の最優先事項なのですがインフルエンザではどうにもなりません。回復をまって別途発表(正式には審査です)の機会を作ることとなりました。本学科では最初の卒業論文発表会ですから、このような事態への対応もその場その場で決めてゆきます。

20161_2

続きを読む

卒業論文発表会 第1日目を終えて(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 このブログ記事、2019年2月5日に書いています。前回の記事にも書きましたが、本学科第一期生の卒業論文発表会がとうとうスタートです。2月5日は2日間の日程の第一日。朝の9時半から開始され、昼休み約1時間をのぞいてほぼ丸一日の発表会となりました。

 さて、今回の発表会を聞いての私の感想です。東京工科大学、工学部の応用化学科は化学のなかのいろいろな専門分野がワンセットそろった学科という位置づけです。そのためでしょう。研究の内容はバラエティに富んでいます。

 発表に出てくる分析や装置もいろいろ。ガスクロ(こちら、あるいはこちらの記事を参照してください)、NMR、各種の分光分析(こちら、あるいはこちら)など一般的な分析器はもちろん、少し変わったところで引張試験機(こちら)もありました。もちろん,各実験室が持っている機器、得意な実験なども多種多様。全員が全く別の研究をするのですから当然と言えば当然ですね。

52_2

続きを読む

より以前の記事一覧