授業・学生生活

ハーバーとボッシュ、偉いのはどっち? 4年目 (江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 これは本学科1年生向けの「サステイナブル化学概論」というオムニバス形式の授業での私のレポート課題、本当は「どちらの業績を評価するか」という質問です。私の授業ではハーバーボッシュ法の説明をして、毎年この質問をすることにしています。

 ハーバーボッシュ法は空気に含まれる大量の窒素ガスを植物が利用できる形態に変化させる技術です。この方法でほぼ無尽蔵の窒素肥料を合成することが可能となり、70億を超える人口を支える現在の農業の礎となった偉大な発明です。

 ハーバーとボッシュ、フリッツ・ハーバーとカール・ボッシュ、の名前はこの空中窒素固定技術では必ず一緒に出てきます。

 しかし、その役割は大きく異なっていました。大ざっぱに言えば窒素、水素、アンモニアの平衡関係を解明し、高圧条件下で触媒を用い、比較的低温でアンモニアを合成する方法を考案したのがハーバーであり、高圧で水素を扱う場合に起きるいろいろな困難を一つ一つ解決して実用化したのがボッシュだ、という役割分担になります。

 さて、今年の結果は若干ハーバー有利。でもその差はごくわずかでほぼ均等な結果と言えるでしょう。

 数人の学生さんは「どちらか選べない」「どちらとも言えない」という解答でした。これはある意味当たり前の答えです。技術のシーズを見いだすことと、それを発展させて実用化すること、どちらも重要なのは当然ですし、そのどちらをより評価すべきか、という設問には科学的・客観的な答えなど、そもそもあるはずがないからです。ここで私が学生諸君に聞きたかったのは個人としてどちらに惹かれるか、もっと言えばどちらのタイプの仕事をしたいか、なのです。

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インフルエンザの季節ですね。(パート2)(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 昨日の卒業論文発表会についての記事で「インフルエンザで出席できなかった学生さんがいた」と書きましたが、そう言えば以前に「インフルエンザの季節ですね。」という記事を書いたことを思い出しました。その中で「国立感染症研究所」の「インフルエンザ過去10年間との比較グラフ」というデータを紹介したのですが、さて今年はどんな様子なのでしょうか。

 以下の図は2019年の2月1日更新分ですが、今年に対応する赤丸のデータが昨年度を超えてトップに躍り出ている様子が見て取れます。もっともこの図には注意が必要です。縦軸は単なる患者の報告数ではなく、「定点当たりの報告数」となっています。定点とは要するに病院のことで、各病院からのインフルエンザ患者数の平均値です。今期から平均とりかたが変更されたそうなので単純に昨年度と比べるのは慎重に。とはいえ、このデータから今、インフルエンザが凄く流行っているということだけはハッキリ分かりますね。

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卒業論文発表会終了 (江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 本学応用化学科の第一期生の卒業論文発表会、無事、2019年2月6日に終了しました。

 さて、全員が発表を終え…、と書きたいところなのですがこの時期にインフルエンザにかかってしまった学生さんが。卒業論文発表会は大学生生活の一大イベント、絶対出席の最優先事項なのですがインフルエンザではどうにもなりません。回復をまって別途発表(正式には審査です)の機会を作ることとなりました。本学科では最初の卒業論文発表会ですから、このような事態への対応もその場その場で決めてゆきます。

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卒業論文発表会 第1日目を終えて(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 このブログ記事、2019年2月5日に書いています。前回の記事にも書きましたが、本学科第一期生の卒業論文発表会がとうとうスタートです。2月5日は2日間の日程の第一日。朝の9時半から開始され、昼休み約1時間をのぞいてほぼ丸一日の発表会となりました。

 さて、今回の発表会を聞いての私の感想です。東京工科大学、工学部の応用化学科は化学のなかのいろいろな専門分野がワンセットそろった学科という位置づけです。そのためでしょう。研究の内容はバラエティに富んでいます。

 発表に出てくる分析や装置もいろいろ。ガスクロ(こちら、あるいはこちらの記事を参照してください)、NMR、各種の分光分析(こちら、あるいはこちら)など一般的な分析器はもちろん、少し変わったところで引張試験機(こちら)もありました。もちろん,各実験室が持っている機器、得意な実験なども多種多様。全員が全く別の研究をするのですから当然と言えば当然ですね。

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卒業論文発表会(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 とうとうこの日が来ました。本日(2019年2月5日)から我々応用化学科、1期生の卒業論文発表会が開催されます。

 応用化学科は学生数が比較的少ないので、学生の発表を聞くことができるパラレスセッション無しのスケジュールとなっています。各学生には主査の他に副査が2名つき、発表を聞きながらWEB上の評価を記載してゆきますが、会場でのディスカッションはオープンですから、発表会の議論を通じて卒業論文の改訂を行い、その改訂版が正式な卒業論文となります。

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期末試験終了(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 1月22日の火曜日から始まった東京工科大学八王子キャンパスの後期期末試験は昨日28日の月曜日でほぼ終了しました。スケジュールとしては1月30日まで、予備日として2月1日も確保されていたのですが、今年は無事に試験を終えることができました。大雪の影響で終了日が繰り延べになった昨年度の様にならずにほっとしているところです。

 さて、学生さんは今日から実質的な春休みです。

 「えっ、1月からもう春休み!」

 そうです。中学や高校に比べると随分と早い春休みですね。もっとも、休みになるのは3年生まで。4年生はこれから卒業論文の発表会を控えているのです。

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卒業論文提出日(江頭教授)

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 応用化学科の一期生はこの春卒業の予定。いま卒業研究の仕上げにかかっていますが、昨日と今日(24,25日)は卒業論文の提出日となっています。

 卒業論文の提出というのは大学の中では結構なビッグイベントです。提出しなければほぼ自動的に留年決定なのですから、普通のレポートの様に期日までにポストに入れる、という訳にはいきません。場所と時間を決めて担当の教員に提出することになります。内容をチェックして規定を満たさないものは却下。受け取ってもらえた場合は「受領証」に判をもらいます。この受領証は卒論を提出した大切な証拠書類ですから、卒業証書をもらうまで大切に保管することになります。

 卒論の提出が間に合わない!というシーン、昔はドラマや漫画で見たような気がしますが今はどうなのでしょうか。実際の卒論提出はやはり厳格なもので、期限通りに提出しないと受け取ってもらえないことになっています。提出する論文は本編とそのコピー2部。全部で3部を提出します。印刷する時間もそれなりに必要ですから余裕をもって準備するべきでしょう。

 応用化学科の提出日は本来昨日(24日)なのですが、今日は一応の予備日。何かの事情で提出できなかった人向けの時間です。この場合は理由書を作成、指導教官が確認して押印することが必要条件です。

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今日から期末試験(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 昨日、1月21日は2018年度の最後の授業日でした。1月14日が「成人の日」でお休みだったため、一週繰り越しての授業最終日でした。

 というわけで今日からは期末試験がスタートします。期間は1週間。普通の授業と同じペースで試験があるのですが、試験をしない授業もありますし(体育とか)、授業内で試験を終わらせている授業もありますから、そこまで過密スケジュールという訳ではありません。

 また、試験の時間は1時間。通常の授業は90分なので、30分短くなっています。これに対応して試験期間中は休み時間も少し長く取れるようになっています。

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今日は補講日(江頭教授)

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お正月休みが終わって今日でちょうど一週間になりました。今週で金曜日の授業は終了です。

と、書いたのが先週の金曜日。なのですが、今日は授業が予定されています。そうです、本日は後期の「補講日」に当てられているのです。

 補講というのは本来予定していた授業ができなくなった場合、その時間に行う予定だった授業を別の日にやり直す、ということです。(成績不振の人に向けた授業は補習ですね。)多くの場合は教授が都合で授業をできない、という理由で補講となります。小中学校、あるいは高校でも先生が都合で授業を休むということはほとんど無いと思います。ただ、大学の教授は時として授業を休まないとならないケースがあるのです。大学教員の責務は教育と研究の両方ですから、研究の関係で授業に出られない、というのが多いですね。

 今日は私自身も補講をすることになりました。学会の会議に出席するため一回休講にしていたのです。月曜日の授業を補講に回したので今日金曜日に授業をして来週の月曜日にまた授業、というちょっと慌ただしい学期末になってしまいました。

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金曜日の授業は今日で終了です(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 お正月休みが終わって今日でちょうど一週間になりました。今週で金曜日の授業は終了です。

 えっ、もう冬学期が終わり?試験が終わればお休みなんだ!

 いえいえ、残念ながら終わるのは「金曜日」の授業です。正確には水曜日から金曜日の授業が終了するということです。火曜日の授業は来週まで。来週の月曜日が休日なので月曜日の授業は再来週まで開講されています。もっと言うと来週の金曜日は何かの都合でできなかった授業のための補講日となっています。結局、冬学期の授業終了は1月21日の月曜日となります。

 その後、1週間の試験期間があり、その予備日まで含めると冬学期の授業期間の本当の終わりは2月1日です。

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