授業・学生生活

今週で第一クォーター終了、来週から第二クォーターが始まります(江頭教授)

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 4月にスタートした新年度、従来の前期後期の学期制なら今頃は「前期も半分過ぎて折り返し点です」ということになるでしょう。実際、本学科の1、2年生にとってはその通り。気を引き締めて前期残りの期間を充実させましょう。

 ただ、応用化学科の3年前期の授業はクォーター制で行われています。クォーター制とは前期を第1期、第2期の二期に分けて行うもの。本来は1年を4期に分けて行うものですが、本学のクォーター制は前期後期制の一方の期を二つの分ける、やや変則的な制度です。(ハーフ・アンド・ダブルクォーター制とでもいうのでしょうか?)

 でも、なんでこんな制度に?

 これは本学工学部の教育の重点の一つ、コーオプ実習制度に対応したものです。すべての学生が企業で7週間の実習教育を受ける、というのがこの制度の要点ですが、では前期14週間の残りはどうしているのか?もちろん遊んでいる訳ではなく、授業を受けるのですが、こんどは授業期間は短くなってしまう、という問題があります。

 そこでクォータ制。1週間に受ける授業の科目数は少なくなりますが、一つの科目は原則週2回実施します。(一部2回より多い科目もあります。)半分の科目を倍のスピードですすめるのがクォータ制。そのため、本年度の第1期が本日(6月6日)で終了となったわけです。

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サステイナブル工学基礎 学内施設見学(2025年度)(江頭教授)

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 本学の工学部が掲げる「サステイナブル工学」、その最初の授業として本学2年生が履修している授業が「サステイナブル工学基礎」です。本年四月からは2024年度入学の第10期生が受講を始め、第10回目の講義が行われています。

 この「サステイナブル工学基礎」で行われるのが学内施設の見学。工学部三学科が代わる代わる学内のサステイナブル工学に関係の深い施設を見学します。6月2日には我々応用化学科の見学が行われました。この見学、コロナ禍の影響で2020年、21年と中止され、昨年22年に再開されました。ですから、授業は10回目ですが見学会は8回目となります。

 見学は、まず「スマートハウス実習棟」という専門学校の施設からスタート。太陽電池が乗っている建物です。太陽電池パネルの発電量は6kWだとか。その電力と、建物の断熱性を高めて冷暖房の必要エネルギーを削減すること、地中にたまった熱を熱源として用いることで消費エネルギー以上の暖房効果を実現すること、などいろいろな家庭向けエネルギー関連技術の設備があり、その運用や施工方法を学ぶ場所となっています。

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「大学のメインディッシュは研究ですよ」という話(江頭教授)

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 小学校、中学校そして高等学校と大学とはどこが違うのでしょうか。大学に入学したばかりの新1年生からみると大学1年生は高校4年生の様に思えるかもしれません。これは偶然ではなく、高校から大学への移行をスムーズにするために我々教員も意図的にそう感じられる様にしているのです。とはいえ、始めは我々がいろいろなことを教え導く対象としての「生徒」だった新入生諸君も、「卒業研究」を経験することを通じて大学を卒業するときには我々の若い研究者仲間である「学生」に成長しています。

 やはり「研究」は私達大学教員にとっては特別なものです。その理由もいろいろ。仮説を実証するデータが次第に集まってくる興奮。データから新たな見方に視野が広がっていく感覚。複雑な問題の解を導いたり、困難な作業をやり遂げたときの充実感。同じ分野の研究者同士での研ぎ澄まされた議論。逆に異なる分野の専門家との会話から受けるインスピレーションなどなど。

 正直はところ大学における授業は、いえいえ、高校やそれ以前の学校における授業さえも、この研究活動のための準備であると思ってしまいます。実のところ「大学のメインディッシュは研究」なのだ、そんな風に大学教員は考えているのです。

 さて、大学教員の考えはこうなのですが、学生の側からはどのようにみえているのでしょうか。

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「地域連携課題」の発表会が行われました(江頭教授)

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 今週の月曜日(2025年5月27日)2025年度、第一期の「地域連携課題」の学科内発表会が行われました。

 「地域連携課題」という言葉、聞いたことがない、という方も多いと思いますが、本学の授業の名称です。本学科では3年生前期の授業。つまりクォーター制(前期を1期、2期の2つに分ける制度)で実施されるコーオプ実習の際、大学に残っている学生に向けて行われている授業です。シラバスには授業の内容は、「学生が地域の関係者と連携しながら地域・社会的な課題等に取り組む」ものとあります。

 本学部は八王子キャンパスにありますから、この場合の「地域」は具体的には八王子市のことです。八王子市の地域が抱える各種の課題を学んだ後に、「学生が自ら主体的に地域から課題を選定」し、その解決方法を提案する、それが地域連携課題の授業内容です。この授業はグループワークを基本とし、いろいろな施設や企業を訪れて課題の解決方法を調査・分析、結果を比較検討することで効果的で具体的な提案を目指します。

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年に一度のワックスがけ(江頭教授)

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 小学校や中学校くらいの生徒さんたちは自分の教室の掃除をしているのではないでしょうか。高校生の皆さんもやっているのでしょうか。自分がどうだったのか、あまりにも古いことで思い出せません。とはいえ、一般的なビルのオフィスで社員がみんなで掃除、さあ机を動かしましょう、という姿は想像しがたいと思います。そういう場所では清掃は専門の業者に依頼しているのではないでしょうか。


 本学、東京工科大学もそれは同じです。床、廊下の掃除からゴミの回収、庭の手入れまで、専門の方々が担当してくれいていて、学内は清潔に保たれています。


 とはいえ、例外もあります。(いや「清潔」の例外じゃありません、業者の方が担当するかどうかの例外です。)研究室の中は一般の清掃業者の方には依頼できない場所です。何しろ、研究室の中には危険な薬品や高価な測定装置がゴロゴロしていて、その部屋を使っていない人にはどこをどう掃除して良いのか分からないのが普通でしょう。


 と、いうわけで研究室の掃除は研究室を使う人間、つまり我々教員と学生諸君、ということになるのです。では、どのくらい清潔度が保たれるのか。これは研究室によってレベルはバラバラだと思います。まあ、使用する装置や実験の形態など、もともと研究室の環境はバラバラですからね(ということにしておきましょう。)


 とはいえ、例外もあります。こんどは「研究室の掃除は業者の方が担当しない」ということの例外。それが年に一度のワックスがけです。


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今日は連休明け。ええ、昨日じゃなくて今日です(江頭教授)

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 今日は2025年5月8日。我々応用化学科がある東京工科大学八王子キャンパスは今日から活動再開。連休明けとなります。えっ、連休明けは昨日じゃないかって?確かに世間的には昨日の2025年5月7日が連休明けですが以前の記事でも説明したように本学のゴールデンウィークはちょうど1週間になるように調整されており、一日延ばして昨日までがお休みだったのです。ということで本日は1週間ぶりの授業再開となります。

 授業が始まってから少し間を置いての連休。これはなかなか良い制度ではないかと思います。4月にスタートした新生活。最初は無理をしつつ適応できても次第に疲れが溜まってくることもあるでしょう。五月病という言葉もありますよね。そこで一旦休みをいれて体制を整える。そのために5月のゴールデンウィークはうってつけですよね。

 とまあ、これはゴールデンウィークの良い側面。でも良い事ばかりとは限りませんよね。

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東京工科大学のゴールデンウィーク(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 世の中的にはもうゴールデンウィークは始まっているのでしょうか。昨日(2025年4月29日)の火曜日が昭和の日。ここから休日がスタートして来週の火曜日までの1週間、断続的に休みがある、というのがカレンダー通りの場合です。今年は何やら休日の並びがイマイチ。中途半端に休みの日と休みでない日が並んでいてゴールデンウィークの「ゴールデン感」みたいなものが薄れているのでは。連続して休めるのが5月3日の憲法記念日から5月6日のみどりの日の振替休日までの4日間というのは少し寂しいですよね。

 会社や学校によって、あるいは個人によってそこら辺を巧く調整する、というのはあり得る話。というか、われわれ応用化学科が所属する東京工科大学の八王子キャンパスもその調整を行っている組織の一つなのです。

 まず手始めは昭和の日の休日を「休日授業開講日」にすること。一見授業が増えていやなことのように見えますが、この「休日授業開講日」の代わりに5月2日を臨時休業日にしています。これで連続5日間のお休み。

 おっと、忘れていました。本学の創立記念日が偶然、たまたま5月1日でした。もちろん、創立記念日はお休みなので5月1日から5月6日までの連続6休となります。

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今日は休日なのですが(江頭教授)

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 今日は昭和の日。世間的には春の大型連休、ゴールデンウィークのスタートでしょうか。しかし本学は違います。ゴールデンウィークはまだお預け。今日も頑張っていきましょう。そう、本日2025年4月29日、本学は祝日授業開講日なのです。

 さて、祝日授業開講日について説明しましょう。 別に「祝日授業」という特別の授業がある訳ではありません。祝日ですが、「授業を開講」する日、という意味です。

「祝日なのに授業が有るなんて!」もしあなたが高校生(あるいは中学生、小学生)ならそう思うかも知れませんね。

 大学の科目は原則として14回の授業と1回の期末試験とで構成されています。ですから前期・後期、それぞれ15週間で終わります。つまり、年間30週間しか授業は無い、ということです。高校まではいつも授業があって、その間に休みがある、という感じでしたが、大学では30週間の授業を一年間に割り当てる形になっていて、それ以外は休み、ということになるのです。休日の意味合いが違っていて、比較的自由に授業期間を設定できるのです。

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新学期の授業がスタートしました(江頭教授)

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 2025年度新学期の授業は4月14日、昨日(今週の月曜日)からスタートしました。

なるほど、授業は月曜日からスタートなんですね。新しい学期の始まりに相応しいですね。

と、思った方もおられるかとおもいますが、いえいえ、今年のカレンダーがたまたまそうなっていたということ。単なる偶然です。

 私はたまたま月曜日1限の授業を持っていたので早速学期初日の最初から授業をしてきました。「サステイナブル工学基礎」の授業。2年生対象。応用化学科の学生さんのみならず機械工学科、電気電子工学科の学生さんも一緒に参加する授業なので受講者は300人以上。教室も大人数を収容する必要があり、メディアホールというホールだけが独立した建物を使います。これは八王子キャンパスで2番目に大きな教室です。

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在校生向けのガイダンスを実施しました(江頭教授)

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 卒業式、じゃなくて学位記授与式は先週終了。来週は入学式が予定されているのですが、今週はその隙間で暇な1週間、というわけにはいきません。新年度に入って新入生を迎える前に一つやっておくべき事が。それが在校生に対するガイダンスです。

 ということで、我々工学部のガイダンスは昨日の27日に実施。1年生、というか新2年生、それに新3年生、4年生に向けたガイダンスのために教員はそれぞれに向けた準備をしたのです。

 「入学時はともかく、大学でガイダンスなんか必要なの?」

 はい、必要です。新3年生なら本学に固有の「コーオプ教育」の情報が必要。新4年生には卒業研究や就職活動のサポートについて説明する必要も。そしてどの学年に対しても大学院進学のための情報など、在学生にも必要な情報を一気にまとめて伝達する、ガイダンスはそのための絶好の機会です。

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