日記 コラム つぶやき

年賀状と名簿と個人情報保護法の話(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 前回の記事にも書きましたが私はやはり年末には年賀状を出す派です。ネットで少し調べると年賀状の枚数(年賀葉書の発売枚数ですが、まあ大差は無いでしょう)は2003年がピークで40億枚を超えていたそうですが、その後減少を続けて昨年(今年?)は半分以下、20億枚を切っているそうです。1人あたり約20枚ということでしょうか。私はそれ以上出していますから、やはり年賀状を出す派、ということで良いでしょう。

 とはいえ、年賀状を出す先を見てみると同級生や昔の職場関係の人などが中心で年賀状の数としては減りも増えもしていない感じ。最近知り合いになった人はやはり少ないですね。何しろ、年賀状を送ろうにも住所が分からない。職場に送ることはできますが、それだと仕事始めにしか届かない。なんか年賀状は自宅に送るのが正しいような気がします。そんなこんなで年賀状の送り先は固定されていて、新しい送り先が増えないのです。

 新しい送り先が増えないのは分かるが、ならなんで昔からの送り先はたくさんあるのか。若い人の中にはそう思うひとも多いかとおもいます。昔は「名簿」があったからですよね。

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その後の「最近お金を使わないな、という話」(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 「最近お金を使わないな、という話」はこのブログの2020年5月4日の記事のことです。私がお金を使わない、といっても節約生活のことではなくて、ここでのお金は現金のこと。お札や硬貨を使った支払が少なくなっているというお話しでした。2020年5月といえばコロナウイルスによるキャンパスの閉鎖が解除されてすぐのころでしょうか。そもそも現金を使う局面が「飲み会の支払(割り勘)」と、「お弁当(これは本学の片柳研究棟で売っているもの)ぐらいしか」なかった私。それ以外はクレジットカードと交通系ICカードで事足りていて、QRコード決済すら使わなくなっている、という状態だったので、コロナウイルスがとどめとなってほとんど現金を使わなくなった、というお話しでした。

 さて、あれから半年以上経って現状はどうでしょう。「飲み会の支払(割り勘)」は未だに機会がありません。でもお弁当については状況が少し変わりました。今では大学のキャンパスでのお弁当の販売は再開されています。私が気がついたのは8月になってからでしたが、それ以前から再開していたようです。(お弁当についてはこちらの記事でも触れました。)ただ、我々応用化学科が入っている片柳研究棟という建物での販売はまだ再開していませんから、少し遠い厚生棟という建物の食堂まで買いに行くのが日課になりました。

 現状、現金による支払をしているのはこのお弁当のみ。これは今年の現金支払いはずいぶんと少なくなったのでは、と思っていたら年末になってちょっとした大物がやってきました。年賀状です。

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「多くの視点を持つことの重要性について」(片桐教授)

| 投稿者: tut_staff

先日。以下のような問い合わせのメールをいただきました。


片桐先生
◎◎です。来春より、工学研究科に進学します。

工学研究科の選択科目についてですが、来年度以降、開講科目が増える可能性がある、という話を耳にしました。これは本当でしょうか。

私はπ型よりも、専門を深く追求するI型人材になりたいので、○○学科の先生の授業を重点的に履修したいと考えています。出身学科の専門科目が増えれば、自身の興味・関心に合わせて履修計画を立てられ、選択肢が広がると思うのですが…
運営に差し障りのない範囲でお答えいただければ幸いです。

以下はそれに対する私からの返信です。

◎◎様
片桐です。

 来年度は、新しくサステイナブル工学概論という主に助教の先生方によるオムニバス講義の開講を予定しています。若い先生の講義を聴講するチャンスを供与したいと考えています。

さて、
「私はπ型よりも、専門を深く追求するI型人材になりたいので、○○学科の先生の授業を重点的に履修したいと考えています。」
については,少し考え直しされることをおすすめします。

 私自身は大学-大学院-ポスドクの8年の間、同じテーマの研究に従事しました。それにより、おそらくあなたの言われるI型人間になりました。

 しかし、29歳で会社員になった時に、自分の分野周辺の基礎知識の狭さに愕然としました。会社員になったとたん、係長相当の研究員になり、1つの新規テーマをまかされたのですが、そのとき、もう少し類縁分野の広範な学びを深くしておくことの必要性を感じました。特に「化学機械学」の知識に乏しいため、自分の新しく開発した反応のプラント化に着手できなかったという痛い思い出があります。

 

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国産の食品は安全だと信じられる訳(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 のっけから恐縮なのですが今回は出典の分からない話からスタートです。

 ずいぶん前の話ですが食の安全に詳しい識者の方が著書だがブログだかでこんな話を書いていました。

イギリスに旅行した時のこと、イギリス人が「私達は安全な国産の食品を食べたいんだ!」と話していた。私はすごく驚いて「狂牛病をはじめとして食の安全についてはかなりお粗末なイギリス人にすら国産信仰があるとは。ナショナリズムおそるべし」と思った。

というのです。このお話、私は少し違和感があるのですが、皆さんはいかがでしょうか。

 まず私の身の回り、日本で暮らす日本人の身の回り、をみると「○○には日本産を使用しています」といった日本産の食品に一段上の価値を認める傾向が確かにあると思います。では、これはナショナリズム故なのか。その要素がないとは言いません。でも私達が国産の食品を信頼するのには別の理由、言ってみれば「同じ釜の飯」理論とでも言うべきものがあると思うのです。

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続「10万円もらったら何に使いますか?」(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 「10万円もらったら何に使いますか?」という質問は今年の4月に「定額給付金」に絡めてこちらの記事で紹介した私の「話のタネ」の一つです。そのときにも説明しましたが

 一問目は「10万円もらったら何に使いますか?ただし貯金するのはダメですよ。」

 二問目は「じゃあ100万円もらったら?やっぱり貯金はなしで。」

 そして三問目は「こんどは1000万円です。貯金以外で何に使いますか?」

という質問です。

 一問目にはいろいろな答えが返ってくるのですが、二問目、三問目に進むにしたがってだんだん具体的な回答が少なくなってゆきます。結構な割合で100万円で自動車、1000万円で家、に落ち着いてゆくのです。それで

 「結局、自動車産業と建設業が主要産業なんだよね。」

というのが下げというわけです。

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「〇」と「○」は区別できますか?(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 えっ、何言ってるの?

 多分ほとんどの方がそう思うのではないかと思います。でも「明らかに同じじゃないか?」という人と「明らかに違うじゃないか?」という人に分かれるのではないか、私はそう想像していますが、それを確かめる方法はありません。

 実はこのタイトルの前の「〇」は漢数字のゼロ、後者の「○」は白丸なのです。このブログを表示する環境に応じて違いが分からない場合、よく似た文字に見える場合、全く違った文字に見える場合があるでしょう。JIS漢字コードでは前者が 0x213B となり、後者は 0x217B だとか。コンピュータ内部の記号としては全く違った独立の文字ですが、これが表示のされ方によって見た目は同じ(になることもある)という訳なのです。

 例えばMS Wordの場合、両者の見え方の違いはフォントによって変わります。PCの画面をスナップショットでとったのが以下の図。フォントを Times New Roman にすれば区別がつきますがMS明朝の場合はかなり微妙ではないでしょうか。二つ並べればなんとなく違いが分かる様な気もしますが、一つだけ見せられて「ゼロか丸か?」と聞かれても途方に暮れるのでは。

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今年のクリスマスツリーは?(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 本学、東京工科大学の八王子キャンパスでは毎年年末になるとクリスマスツリーが飾られていました。「いました」って、そう、過去形なのです。少し気が早いのか、いつも11月の前半、遅くても中頃にはクリスマスツリーがキャンパスの中央、図書館棟と更生棟の間の広場に登場するのですが、今年は12月になっても以下の様な様子。

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図書館棟の改修工事は行われていますがツリーの準備は一体?カラーコーンがそれっぽく並べてあるのでここにツリーを立てる予定はあるのだろうか、と思ってよく見ると...

Img_3284

どうやら歪んでしまった電柱の工事らしい。

 残念ながら今年2020年はツリー無しの年末となりそうです。やはりコロナウイルスの感染拡大防止のために学生が通学する機会が減ったからでしょうか。それともツリーを見ていないで早く家に帰りましょうというメッセージなのでしょうか。

 ということで、次頁の写真で本学の今までのクリスマスツリーの姿をオンラインでお楽しみください。

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キャタピラ、ホッチキス、そして Excel (江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 このブログでも何度か触れた(たとえばこの記事)のですが本学の授業では moodle という学修支援システムを標準で利用することになっています。ファイルのアップロードやダウンロード機能があるので教員と学生との間でデータのやり取りをする標準的な手続きとして重宝しています。

 その moodle、今年の後期から Ver 3.9 にアップグレードされ、学生さんがアップロードするファイルの形式を教員側で指定する、具体的には拡張子を指定することができる様になりました。(いや、今までもできたのに私がやっと気がついただけかも知れません。)これは便利だ、アップロードするファイルが複数あるとき場所を間違える人もいるのでその防止策になる。そう思ってファイルの拡張子を .xlsx に指定してアップロードする項目をつくっておきました。

 さて、学生さんたちに公開して数日経つと質問が。提出するファイルをExcelで作成したが、moodleでは「スプレッドシート」が許可される、とあった。どの形式に変換すれば「スプレッドシート」になるのか、というのです。

 うーん、これはキャタピラやホッチキスと一緒だなあ。

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PC作業の解説動画を作ってみた!(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 コロナウイルス感染対策のために本格的にオンライン授業が普及した2020年ですが、この影響で Google Meet や Zoom などのWEB会議システムに親しむようになった人も多いのではないでしょうか。かく言う私もその1人。Zoomを使うことが増えていろいろな機能を見ているうちに「画面共有」と「録画」を組み合わせるとデスクトップでの作業をそのまま録画できる、ということに気がつきました。

 授業や学生実験などでちょっとしたPCでの作業をやってもらおう、というとき口頭で説明するのはなかなか難しい。プロジェクター越しにやって見せても学生さんはなかなかついてこれません。結局部屋中をまわって1人1人に指導することになります。

 ここはマニュアルを作って、と思うのですが今度は作業をするごとにスクリーンショットを取って保存、という作業が結構面倒でなかなか手が出ません。

 でもWEB会議システムを使い、デスクトップを「画面共有」して「録画」する。その際、解説を口頭で入れればもう完璧。ということで、以下の様に動画を作ってみました。

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オンライン授業を経験して変わったこと(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 今年(2020年)の新型コロナウイルスの感染拡大によって本学も前期はキャンパス閉鎖、全面オンライン授業となったのですが後期に入るとかなりの授業が対面となりました。つまり、後期の授業に関してはオンラインにならなかった授業も多いのです。ただ、応用化学科について言えば「対面授業、ただし遠隔受講可」という授業が多いのですが。

 さて、自分自身、前期の完全オンライン化された授業に比べて後期の授業はオンライン化の影響が少ないと思っています。というか、まったくいままでと変わらないのでは。

 内容についてはその通り。ですが、確実に変わったと思うことが一点あります。それは学習支援システムの利用され方と頻度が変わった、というか存在感がものすごく大きくなったということです。

 学習支援システムは簡単に言えば授業のためのホームページ、授業用のブログを作るシステムのこと。もちろん、出席管理から小テストの実施、ファイルのダウンロードやアップロードの窓口にもなります。本学ではmoodleというオープンソースの学習支援システム( moodle.org  では「学習プラットフォーム」と表記されています)を利用しています。(moodleについてはこちらの記事でも触れています。)

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